感じることに正解はない

昨日は、造船の街
サン ナゼール(Saint-Nazaire)
という街に行ってきました。

目的は
潜水艦の博物館。

フランス海軍が使用していた
潜水艦エスパドン。

実際の潜水艦が博物館になっています。

見るだけで
頭がこんがりがりそうな数のケーブル

どうやってすべてをコントロールするのか予想もつかない膨大な数の操作ボタン

寝返りをするのも難しそうな狭いベッド

130食を作っていた2㎡のキッチン

温かいけど、海水のシャワー

潜水艦というだけで
あまり考えていませんでしたが、

ミサイルの発射台などもありました。

潜水艦ってかっこいいイメージけど、
戦争のため、攻撃するため、守るためのものだという
当たり前のことに気が付きました。

気が付くと急にいる空間が怖くなる
狭くて、
寝るスペース、ご飯を食べるスペース
さえも限られていて、
永遠に出れないかもしれない恐怖感。

1つの行動がたくさんの人の命を奪える、
奪ってしまうことに繋がること。
急に息苦しくなりました。


昨日は、8月6日。
77年前の朝8時15分、

私の故郷、広島に
原子爆弾が投下された日です。

小学校の時は8/6は登校日で
体育館で原爆についての話を聞いたり、
映画を見て平和学習をする日でした。

普通に生活ができる毎日で
現実味のない戦争。

焼け野原、瓦礫に埋もれた景色が
普段歩いている
同じ場所だと言われても
実感もなく
何百年も昔の話なんだろうなと
思っていました。

でも私が小学生の時には
たった50年にもならない時に
起きていたこと
だと言うのに気がついた時には
思わず息を呑んだのを
今でも覚えています。

昨日訪れたのは造船の街で、
広島も造船が盛んで、


ビーチから見えた
景色は
広島で車から見ていた
景色に似ていて、

広島にはいないけど、
広島に原爆が投下された日に


広島を思い出す風景に立っていたことに
不思議なつながりを想う。

フランスにいると
銃を肩にかけた警備の警察官が
お祭りの中を歩いているのは
普通の光景で
銃が身近なもの。

海軍の航空ショーや
陸軍のパレードなど

軍のイベントもある。

銃を持った警察や
軍が必要だということは理解をしながら、
使われる日が来ないことを願わずにはいられない。

同じ物を見ても
感じることは人それぞれ。

これまでいた環境や
経験してきたこと
今いる環境
バックグラウンド
その時の気分

感じるっていろいろなことが入り交じる。
どう感じたら正解なのはない。

デザインもどうデザインをしたら正解はない。
でも、悩んでいる方の手が思らず止まるデザインを作って
伝える力になりたい。

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